サザングロス入り攻めループ(S15最終2004)
始めまして、凪茶と申します。
今季初めてレートという環境に飛び込んだのですが、予想以上に良い結果が出たと思います。なので拙い内容であるとは思いますが、構築記事にして今季の結果を残したいと思います。
前書きはほどほどにして内容に移ります。
TNShortCake 最終2004
[個別紹介]
努力値252-252-0-0-0-4
メガ前187-205-150-X-110-91
メガ後187-216-170-X-130-131
しねんのずつき、アームハンマー、れいとうパンチ、バレットパンチ
調整先
耐久→CSメガゲンガーのシャドーボール確定耐え、ガルーラの全ての技を耐える
火力→H4振りメガガルーラ高乱数落ち
S131→4振りボルトロス抜かれ
普通のHAぶっぱメガメタグロス。この構築では主に初手に投げ、ガルーラ、ゲンガーを倒してトリルで再利用していました。またルカリオ軸やボーマンダ軸に圧倒的に強いので積極的に選出しましょう。
使用感としては、安易な受けを許さない高火力アタッカーとして非常に使いやすかったです。受けループできついとされている、ルカリオや両刀ボーマンダに1匹で立ち向かうことが出来る非常に頼りになる存在でした。
最終日付近での話ですが、初手ゲンガーがメガなしみちづれをしてくることが多く思うような活躍が出来なくて悲しかったです。
努力値4-0-0-252-0-252
実数値168-X-110-194-110-150
襷アタッカーサザンドラ。この構築は積みアタッカーに対してあまり強くないため、ストッパー兼アタッカーとして使用してました。ヘラクレセドランに選出する以外には、ギルガルド入りに稀に選出する程度だったので選出率は圧倒的な最下位。フェアリー入りにサイクル負けする可能性が高いので意識して出さなかったのもありますが。
この構築ではギルガルドが尋常ではないくらい重いので、サザンドラ+グライオンorフシギバナの2枠で対処するようにしていました。
襷サザンドラは読まれないみたいで、意表をつけるという点では優秀であったと思います。
ラッキー@しんかのきせき ずぶとい しぜんかいふく
努力値164-0-244-0-100-0
実数値346-X-61-55-138-70
ちきゅうなげ、こごえるかぜ、どくどく、タマゴうみ
調整先
H→受けループの179、339、207に1上回る
B→ゲッコウガの球けたぐり2耐え
D→C12振りボルトロスの6積み10万ボルト2耐え
このパーティ最高で最強の地雷枠。このパーティではウルガモス、ゲッコウガ、その他の特殊の対処を任せていました。一応ゲンガーに対しての打点もありますが、出来るだけサザングロス選出で対処してください。サイクル負けする可能性が高いです。また、ジャローダ、化身ボルトロス、ロトムには注意してください、やどりぎ身代わり、ラム挑発わるだくみ、トリックなどの役割破壊が飛んでくる可能性があります。出来るならばその他要員で対処しましょう。
この並びを見た時に気付いたかもしれませんが、受けループを崩す手段は全くありません。そのため、受けループに対してTODで対応します。先に書いた数値は左からグライオン、ラッキー、バンギラスの調整の最大値のため、こちらはグライオン、ラッキー、ヤドランで選出TODすれば挑発エアームドを除いて100%負けません。
理由としては受けループのラッキーは霊獣ボルトロスを見なければならないので、D方面が非常にシビアになっているためH数値を339以上伸ばすことが不可能だからです。ここまでで、このラッキーが霊獣ボルトロスを見ることが出来ないことが明白ですので、メタグロス、サザンドラ、フシギバナをうまく使って対処してください。
また、受けル使い以外にはあまり知られていないことかもしれないですが、ガルーラのすてみタックルでラッキーの対処は不可能です。対処前に反動で落ちます。ですのでグロウパンチ持ち以外のガルーラは選出しない方が賢いです。地割れ以外のマンムーくらいなら受けることの出来るくらいラッキーは固いです。本音は考慮してないので出さないでください。
グライオン@どくどくだま ようき ポイズンヒール
努力値228-0-0-0-68-212
実数値179-115-145-58-104-156
じしん、どくどく、まもる、みがわり
調整先
H→ポイヒ最大回復の限界
S→同じHPのグライオン抜き
ほぼテンプレグライオン。同じ調整のグライオンに先制でハサミギロチンを絶対に打たれてはいけないので、1抜く調整にしています。
このパーティでは、ガルーラ、ガブリアス、ランドロス、ヘラクロス、ヒードラン、ギルガルドに対して選出していました。また、最悪の話となりますがキノガッサ、ファイアローの対処を任せることもあります。
受けル対策で名高いグロウパンチ、ひみつのちから+かみくだくorいわなだれガルーラは対面ではこのグライオンに勝てません。守る→毒→守る→みがわりの流れで対処可能です。ただ、どこかで地震を打たなければならないタイミングも存在するため、ふいうちを合わされないように注意しましょう。最後に勝つのは心臓の強かった方です。
フシギバナ@メガストーン ひかえめ ようりょくそ
努力値252-0-0-156-0-104
メガ前187-X-103-154-120-113
メガ後187-X-143-178-140-113
ヘドロばくだん、めざめるパワー炎、なやみのたね、こうごうせい
調整先
S→最速マリルリ抜き
ようりょくそ→リザ―ドンY意識
受けルでのテンプレフシギバナ。この構築ではキノガッサ、ジャローダ、マリルリ、Hロトム、エアームド、クチート、ニンフィア、スイクンに対して選出していました。
スイクン、キノガッサ、ニンフィア、エアームドに対してフシギバナを選出できないと、最悪の場合試合前から詰むこともあるので注意してください。
特筆して書くことがないのですが、やはりフシギバナは強かったです。並び見てもらえれば一目瞭然かと思いますが、クチートがどうにもなりません。その中で3割程度の勝ちを拾うことができたのは彼のお陰です。
ひと昔前に受けルキラーで最速球マリルリが流行ったかと思いますが、今は絶対に受けルには勝てないと思ってください。何故なら全てのフシギバナが最速マリルリ意識で素早さを調整しています。
この枠についてモロバレルでも良いような気もしますが、そうするとHロトム絡みのサイクルがきつくなるのでよくわからないです。
ヤドラン@ゴツゴツメット ずぶとい さいせいりょく
努力値244-0-84-172-0-0
実数値201-X-155-143-100-50
調整先
ゴツメトリルヤドラン。この構築ではファイアロー、ガブリアス、ガルーラに対してのクッションとして使っていました。
サザングロスという並びの性質上、上から殴る流れを作った時の制圧力は非常に高いためトリックルームにて素早さを補ったつもりでしたが、削れたラッキーが上から回復する流れにも利用できました。
この構築はファイアローが驚くほど選出されるので出来るだけヤドランを持っていくように心がけましょう。
ガルーラに対してこのヤドランは餌にしかならないので、ガルーラを見るのはグライオン、メタグロスという風に割り切ってください。
選出率
この構築に変更後
99戦中67勝32敗
自分
1、メタグロス、65
1、グライオン、65
3、フシギバナ、47
4、ラッキー、46
5、ヤドラン、44
6、サザンドラ、30
相手
1、ガルーラ、28(kp45)
2、ゲンガー、21(kp28)
3、ガブリアス、19(kp37)
4、ボルトロス、17(kp32)
5、ファイアロー、12(kp31)
追記
この構築を使う方への少しでもアドバイスになればと書きます。
1つ目に、この構築はサザングロス入り受けルという非常に歪なものです。そのため、相手をする側としては非常にやりづらいと思います。実際私と当たった方は思ったような選出が出来なかったと言っています。何が言いたいかというと、この構築マッチングした時点で相手は不利な状態だと思って良いです。これは1つのアドバンテージです。
2つ目に、強気な行動はほぼ通ります。先に言ったように相手はすでに戸惑っているので、不安定な行動が多くなります。また受けルの性質上、読み行動を相手は多用してきます。例を挙げると、初手グライオン、ガルーラ対面で守るを選びれいとうパンチが打たれた場合次は読み行動がくると思っていいでしょう。ヤドラン、ボルトロス対面でトリックルームを選ぶことは悪手ではありません、大体問題なく通ります。
3つ目に、この構築は詰みやすい構築です。例を挙げるとフシギバナを出せない状態で、フェアリー入り構築にサザンドラは絶対に出さないでください。ガブリアスには細心の注意を払って立ち回ってください。つるぎのまいをされるだけで負ける場合があります。
まとめ
重いポケモンが多すぎて泣きながら対戦していました。特にリザ―ドンはXであると手も足もでないので、そこが改善点だと思いました。ガルーラ軸やゲンガー軸に対しては6割程度勝てていて、ボーマンダ軸に対しては圧倒的勝率100%でした。ですので環境的にはある程度あっていると思います。
2000チャレンジ3回目で達成することができたのですが、1回目はラス1ニンフィア、フシギバナ対面でフシギバナが負ける、2回目はラス1メガメタグロス、化身ボルトロス対面で永久痺れを食らうなど散々な結果でしたが、最後はトリル下でメガメタグロスがファイアローをひるませて勝ったので結果よければ全てよしだと思います。